コラム

キャブの同調はじめました

冷やし中華風に言ってみましたが

キャブレター車の醍醐味

【 同調 】

インジェクタではCPUが

自動調整してくれるので

エンジン始動~高負荷時まで

ノンストレスでエンジンが回りますが

キャブレター車は常に調整がひつようになります

そこは楽器と一緒です

定期的に調整をしないと音がズレます

音がズレると走りもズレます

気持ちよく奏でられないのです

今やバイクの整備以外でキャブレターは

触る事が無いので、メカニックの中でも

この手の整備が出来ない人は多々いるでしょう。

ノスタルジックカーの維持費が高いのは

この手の整備が出来る人が限られるので

付加価値として整備費用があがります。

今後の整備業界の生き残りを考えると

この手の「誰も」出来ない技術を獲得していくのか

新技術に誰よりも早く対応して、誰よりも数をこなせるようにしていくのか

険しい道ですが両方とも極めて行くのか

色々と考えさせられる時代になってきました。

業界人なら分かるであろう

ひと昔の整備で多かったのは

ホンダのリヤドラムを外す

この光景

2年毎にしかメンテナンスをしていなかったり

沿岸部、山間部でサビが出やすい環境だったり

そんな車両がくると

前腕がパンパンになるほど

しばいて居ました

今では、こんな事しない車ばかりなので

女性メカニックが活躍できるのも、わかる気がします。